「小雪」は11月22日~12月6日頃を指す二十四節気。
これから雪国や高い山々では雪の季節に入っていく。
<小雪(しょうせつ)について>
「小雪(しょうせつ)」は立冬から数えて15日後、11月22日頃の二十四節気です。
冬将軍が到来するといわれる時期ですが、雪はまだ多くありません。
富士山の山頂が少しずつ白さを増し、北国からは初雪の知らせがが届くようになります。
日陰がひんやりと薄寒さを感じても、日なたでは暖かさも感じる時期です。
この頃の穏やかな晴天は「小春日和(こはるびより)」といいます。
初冬の春のように暖かい日という意味であり、冬の季語です。
小春は、現在の11月にあたる旧暦10月の別称です。
同様の気候は世界にもあり、アメリカでは「インディアンの夏(Indian summer)、ロシアでは「婦人の夏」、フランスでは「聖マルタンの夏」などと呼んでいます。
参考文献:
『日本大百科全書』 小学館
『ビジュアル大和言葉辞典』 大和心研究会 (著) 大和書房