季節の節目の一つ、春分の日。
春分の日が過ぎると、昼の時間が長くなっていく。
<春分 (しゅんぶん)について>
春分は二十四節気の一つで、3月21日頃にあたります。
昼と夜の長さがほぼ時間で、太陽が真東から昇り、真西へ沈みます。
春分の日を境に長かった夜が短くなり、昼の時間が長くなります。
1948年、「自然をたたえ、生物をいつくしむ」日として国民の祝日になりました。
お彼岸は春分の日を中心にして前後三日、合計七日間です。
最初の日を「彼岸の入り」、最後の日を「彼岸の明け」と呼びます。
「彼岸」はサンスクリット語の「波羅(PARA)」の訳語で、悟りを開いた涅槃(ねはん)の境地のことを言います。
お彼岸にお墓参りをするのは、太陽が真西に沈むことによります。
仏教には西に極楽があるとする「西方極楽浄土」の思想があり、落日を通して西方の極楽浄土と交わることができると考えられています。
参考文献:
『絵でつづる やさしい暮らし歳時記 暦でみる日本のしきたりと年中行事』 新谷 尚紀 (監修) 日本文芸社
『歳時記おしながき』 平野恵理子 (著) 学研プラス