広島市の花に指定されているキョウチクトウ。
丈夫な性質で、強い生命力を持つ。
<キョウチクトウ(夾竹桃)ついて>
<キョウチクトウ(夾竹桃)について>
夏の暑さの中で、色鮮やかな花を咲かせるキョウチクトウ(夾竹桃)。
枝や葉に強い毒を持つことで知られています。
ナポレオンの軍隊が焼肉の串にキョウチクトウを用いて命を落としたといいます。
乾燥や大気汚染に強く、丈夫な性質も持っています。
庭や緑地、排気ガスが多い幹線道路沿いなどにも、よく植えられています。
広島が原爆被爆により焼野原になった後、最初に開花した花はキョウチクトウです。
焦土には70年は草木も生えないとも言われていた中、キョウチクトウは花を咲かせ、広島の人々に希望を与えました。
現在、復興の象徴として広島市の花に指定されています。
<キョウチクトウ(夾竹桃)の基本情報>
別名 | オレアンダー |
学名 | Nerium oleander |
英名 | Rose bay |
分類 | キョウチクトウ科キョウチクトウ属 |
開花時期 | 7月~9月 |
花言葉 | 「危険な愛」「用心」 |
参考文献:
『散歩で見かける草木花の雑学図鑑』 金田 洋一郎 (著) 実業之日本社
『色と形で見わけ散歩を楽しむ花図鑑』 大地佳子 (著), 小池安比古 (監修) ナツメ社
参考サイト:
ひろしま文化大百科 平和記念公園のキョウチクトウ(http://www.hiroshima-bunka.jp/modules/newdb/detail.php?id=888)