普段はなかなかお目にかからない漢字の「薔薇」。
読むことはできても書くのは難しい。
<バラ(薔薇)について>
バラという呼び名は、もともと「棘」を意味する「イバラ」に由来します。
トゲを持つ植物の総称から、ノイバラなどバラ科の植物を表す言葉になりました。
英語の「rose(ローズ)」の由来は諸説あります。
ケルト語で「赤」を意味する「rhod」を語源とする説が有力です。
「薔薇」という漢字の「薔」は、ヤナギタデ、「薇」は山菜のゼンマイを表します。
「薔」には、細く長く伸びるという意味があります。
また、「薇」は中国ではカラスノエンドウを指す漢字でした。
カラスノエンドウはマメ科でつるを伸ばす植物です。
バラの仲間は半つる性で、つるを伸ばしていくものが多くあります。
「薔薇」は、長く伸びるつる性の植物という意味にとらえることができます。
<バラ(薔薇)の基本情報>
別名 | ソウビ(薔薇) |
学名 | Rosa |
英名 | Rose |
分類 | バラ科バラ属 |
開花時期 | 5月~11月 |
花言葉 | 赤:「愛」「あなたを愛します」 ピンク:しとやか」「上品」 白:「清純」「無邪気」「相思相愛」 黄:「献身」 オレンジ:「無邪気」「魅惑」 紫:「誇り」「上品」 青:「夢が叶う」「神の祝福」 1本:一目惚れ 2本:「二人だけ」 3本:「告白」 99本:「永遠の愛」 108本:「プロポーズ」 999本:「何度生まれてもあなたを愛します」 |
参考文献:
『身近な花の知られざる生態』 稲垣 栄洋 (著) PHP研究所