「南天のど~飴♪」でおなじみナンテン。
赤い実が鮮やかで、お正月の花材にぴったり。
<ナンテン(南天)について>
のど飴などでもお馴染みのナンテン。
「難を転じて福とする」の意味で、縁起の良い植物だとされます。
戦国時代の武士は、出陣前には床の間にナンテンを飾ったり、鎧にナンテンの枝を指したりしました。
今でもお正月には松竹梅やセンリョウの他に、ナンテンもよく飾られます。
ナンテン(南天)の名前は、漢名の「ナンテンチク(南天竹)」、「ナンテンショク(南天燭)」の省略した言葉です。
南天竹は葉の形が竹に似ていることから、また、南天燭は実が灯のように赤く輝くことに由来します。
英名の「Nandina」は、ナンテンを最初にヨーロッパに紹介したドイツ人医師ケンペルが「Nandin」と記述したことによります。
<ナンテン(南天)の基本情報>
別名 | ナンテンショウ(南天燭) |
学名 | Nandina domestica |
英名 | Nandina、Heavenly bamboo |
分類 | メギ科ナンテン属 |
開花時期 | 6月~7月 |
花言葉 | 「私の愛は増すばかり」「福をなす」「よい家庭」 |
参考文献:
『ガーデニング植物誌』 大場 秀章 (著) 八坂書房
『花と日本人―花の不思議と生きる知恵』 中野 進 (著) 花伝社
参考サイト:
常盤薬品工業株式会社 南天研究所(https://nanten-lab.jp/index.htm)