可憐でたくましいユキワリソウ。
雪を割り、他の花に先駆けて花を咲かせる。
<ユキワリソウ(雪割草)について>
ユキワリソウは、名称の通り早春に雪の下から姿を見せる姿が印象的な花です。
英名の「Liver leaf」は、葉の形が人の肝臓の形に似ていることに由来しています。
花びらにみえるのは萼で、花弁はありません。
変異が多く、萼片の数や色は多彩です。
白やピンク、赤や紫、褐色などの花色があります。
この多彩さが注目され、江戸時代に『長楽花譜』という図譜が人気を集めました。
日本では本州中部以西に分布し、林床などで生育します。
近年は、新しい園芸植物としても注目されています。
<ユキワリソウ(雪割草)の基本情報>
別名 | ミスミソウ(三角草)、スハマソウ(州浜草) |
学名 | Hepatica |
英名 | Liver leaf |
分類 | キンポウゲ科ミスミソウ属 |
開花時期 | 2月~4月 |
参考文献:
『美しい花言葉・花図鑑』 二宮 考嗣 (著) ナツメ社
『四季の花便利帳』 山田 幸子 (監修) 主婦の友社