「啓蟄」は3月6日~3月20日頃を指す二十四節気。
冬眠から目覚めた虫たちが次々に顔をのぞかせる季節。
<啓蟄(けいちつ)について>
「啓蟄(けいちつ)」は旧暦で2月上旬頃の二十四節気。
現在の太陽暦では3月6日頃にあたります。
「啓蟄」とは、冬ごもりをしていた虫が地中からはい出てくる時期という意味です。
現在、中国では啓蟄を「驚蟄」と書きます。
中国でも「啓蟄」といいましたが、漢王朝の6代皇帝の諱(生前の実名)が「啓」であるため、同じ音の「驚」に改められたといいます。
春の兆しが感じられることを「春動く」といいます。
「春きざす」や「春めく」とともに、春の季語です。
参考文献:
『日本大百科全書』 小学館
『日本美人の七十二候』 山下景子 (著) PHP研究所
『大切な人へ贈る 手紙にそえる季節の言葉 365日』 山下景子 (著), 西 淑 (イラスト) 朝日新聞出版