高速道路が世界で初めて誕生した国はドイツ。
日本で初めて高速道路が誕生したのは、1963年の関西地域。
<高速道路について>
世界で初めて高速道路が誕生した国はドイツです。
1932年(昭和7年)にボン~ケルン間で開通しました。
高速道路の名称は各国で異なり、ドイツやオーストリアは「アウトバーン」、アメリカやオーストラリアは「フリーウェイ」などと呼ばれています。
日本でも高速道路が検討され始めたのは、1956年(昭和31年)でした。
アメリカから来日したワトキンスが「日本の道路は信じがたいほど悪い。工業国でこれほど道路を無視してきた国はない」と述べ、この発言をきっかけに高速道路建設の機運が高まりました。
日本で初めての高速道路が誕生したのは、1963年(昭和38年)の関西地域でした。
名神高速道路の栗東~尼崎間が開通しました。
東京オリンピックの開催前には、オリンピック関連施設と羽田空港を結ぶ高速道路を優先して建設され、首都高速道路が開通しました。
新たな用地を取得しなくてすむことから、江戸城の堀や川を活用して整備されました。
首都高速道路の高架下に入った日本橋の光景が象徴的です。
参考文献:
『日本の道路がわかる事典』 浅井 建爾 (著) 日本実業出版社
参考サイト:
国土交通省 関東の道路(https://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000654129.pdf)