染料や着色料としても活用されるクチナシ。
強い甘い香りも特徴的。
<クチナシ(梔子)について>
「クチナシ(口無し)」は、果実が熟しても口が開かないことにちなむとされます。
ただ、ザクロやアケビのように裂開する果実の方が少なく、リンゴやナシなどのように、果実が裂開しない果実は多くあります。
もしかしたら、もう少し深い意味があって名付けられたのかもしれません。
果実は黄色の染料としてや、無毒であるために食品の着色に活用されます。
また、漢方の梔山子(サンシシ)としても用いられます。
花の基本種は一重咲きで、強い甘い香りを漂わせて咲きます。
大型で八重咲きのヤエクチナシは、改良された品種です。
<クチナシ(梔子)の基本情報>
別名 | ガーデニア |
学名 | Gardenia jasminoides |
英名 | Gardenia |
分類 | アカネ科クチナシ属 |
開花時期 | 6月~7月 |
花言葉 | 「喜びを運ぶ」「優雅」「とても幸せ」 |
参考文献:
『植物名の由来』 中村 浩 (著) 東京書籍
『四季の花便利帳』 山田 幸子 (監修) 主婦の友社
『葉っぱで見わける 樹木ハンドブック』 高橋 秀男 (監修) 池田書店