「私を忘れないで」という願うワスレナグサ。
恋人を思うもの悲しい伝説が。
<ワスレナグサ(勿忘草)について>
ワスレナグサ(勿忘草)はヨーロッパ原産の帰化植物です。
古くから友愛と誠実のシンボルとして、ヨーロッパで愛されてきました。
ワスレナグサという花名は、ドイツの伝説からきています。
青年の騎士が、ドナウ川の岸辺に咲くこの花を恋人のために摘もうとしたところ、足を滑らせ川に転落し、急流に飲み込まれてしまいました。
最期に「Forget me not(私を忘れないで)」と叫びながら、花を岸に投げました。
今でもドイツでは、ワスレナグサを友人の墓前に添えるそうです。
<ワスレナグサ(勿忘草)の基本情報>
別名 | フォーゲットミーノット、ヒメムラサキ(姫紫)、ルリソウ(瑠璃草)、エゾムラサキ(蝦夷紫) |
学名 | Myosotis scorpioides |
英名 | Forget-me-not |
分類 | ムラサキ科ワスレナグサ属 |
開花時期 | 3月~5月 |
花言葉 | 「私を忘れないで」「真実の愛」 |
参考文献:
『四季の花便利帳―身近な花188種の名前、開花期や流通期、特徴がよくわかる』 山田 幸子 (監修) 主婦の友社
『暮らしを美しく飾る花図鑑』 増田由希子 (著) 家の光協会