匂いが独特で、雑草として厄介者扱いのドクダミ。
毒素を排出する、優れた薬効を持っている。
<ドクダミ(毒痛み)について>
厄介な雑草として嫌われることもありますが、よく見ると白い花が清楚で可愛いらしいドクダミ(毒痛み)。
「ドクダミ」という響きも可憐さは感じられない名前です。
由来は複数あり、毒をためるという意味の「毒溜め」、逆に、毒を留めるという意味の「毒矯め」、痛みに効果があるという意味の「毒痛み」などの説があります。
毒はあるどころか、ジュウヤク(十薬)とも呼ばれるように、十の毒を消すハーブとして重宝されてきました。
体内の毒素を排出する薬効があります。
ドクダミ茶として飲むだけでなく、塗り薬としても利用されます。
白い花びらに見える部分は、葉が変化したものです。
真ん中の黄色い柱部分に、花が集まって咲いています。
<ドクダミ(毒痛み)の基本情報>
別名 | ドクダメ、ジュウヤク(十薬)、シブキ(之布岐)、アンチドーテ |
学名 | Houttuynia cordata |
英名 | Fish mint |
分類 | ドクダミ科ドクダミ属 |
開花時期 | 5月~7月 |
花言葉 | 「白い追憶」「野生」 |
参考文献:
『美しい花言葉・花図鑑‐彩りと物語を楽しむ‐』 二宮 考嗣 (著) ナツメ社
『散歩が楽しくなる雑草手帳』 稲垣 栄洋 (著) 東京書籍
『食べる野草図鑑』 岡田 恭子 (監修) 日東書院本社