夏の夜に美しい幻想的な光で魅了するホタル。
日本でよく知られる種類は、ゲンジボタルとヘイケボタル。
<ホタル(蛍)について>
ホタル(蛍)が光るのは、お腹の辺りにある発光器によります。
その中には「ルシフェリン」という発光物質と「ルシフェラーゼ」という酵素があります。
この物質が体内の酸素と化学反応を起こして光を出します。
光る理由は、仲間とコミュニケーションをとるためや、敵を驚かせるためなどといわれています。
ちなみに、ホタルの光は熱くなりません。
日本に生息する約50種類のうち、成虫がよく光るのは15種ほどです。
多くのホタルは幼虫のときにだけ光り、成虫になると光らなくなります。
日本でよく知られているゲンジボタルとヘイケボタルは、卵、幼虫、さなぎも光ります。
参考文献:
『世界でいちばん素敵な昆虫の教室』 須田研司(むさしの自然史研究会) (監修) 三才ブックス