流れ星(流星)と彗星は別物。
地球で輝くのが流れ星、宇宙で輝くのが彗星。
<彗星について>
彗星はガスや塵を含んだ直径数kmから数十kmの氷の天体です。
太陽に近づくと溶けだし、チリを放出します。
この飛び出したチリが彗星の尾になって見えます。
その姿から、彗星は「ほうきぼし」とも呼ばれます。
彗星は流れ星とは別物です。
流れ星は宇宙にある塵のようなもので、地球の大気に飛び込んだときの摩擦で発光する星です。
昔、彗星は不吉の前兆として恐れられ、妖星とも呼ばれました。
平安時代は彗星の出現によって、年号を4回改めました。
また、鎌倉時代にあった土御門天皇の攘夷の契機は、彗星の出現にあったといわれています。
参考文献:
『世界でいちばん素敵な宇宙の教室』 多摩六都科学館 (監修) 三才ブックス
『宙(そら)の名前』 林 完次 角川書店
『今夜、流れ星を見るために』 星空さんぽ編集部 (編集) 誠文堂新光社