目に映る色。色が見える不思議。
色が見えるということは、光が物体に当たって生じる現象。
<色彩について>
空の青、植物の緑、リンゴの赤。
私たちの周りには、様々な色であふれています。
色が見えるということは、光が物体に当たって生じる現象です。
太陽光や照明などの光には、波長があり、さまざまな波長の光を含んでいます。
その中で目に見える光線は、可視光線と呼ばれます。
光でない物の色は、光を受けることで色として現れます。
例えば、植物の葉は、太陽光に当たると緑の波長の光だけを反射し、その緑の光が目に届いて、緑に見えます。
緑以外の光は吸収され、目に届きません。
リンゴが赤く見えるのも、リンゴが赤い光を反射し、それ以外の光を吸収しているからです。
白く見える物は光を全て反射し、反対に黒く見える物は光を全て吸収しています。
色は大きく分けて、光源色と物体色の2種類があります。
光源色は、太陽光、照明や炎など、自ら光っている光そのものの色です。
物体色は、光源を受けて見える色です。
物体色は、さらに表面色と透過色に分かれます。
不透明な物体の表面で光が反射して見られる色は、表面色です。
ワインやステンドグラスなど、光が物体を透過することで見える色は透過色と言います。
参考文献:
『使える!色彩学』 ビジネスカラー研究会 (著) 洋泉社
『色彩ルールブック』 武川 カオリ (著), PIE BOOKS (編集) パイインターナショナル