空の色は青くない?
青空は太陽光のうち波長が短い青い光が散乱されて「青く見える」。
<青空について>
空が青く見える理由は、太陽の光に関係します。
太陽の光は、赤・橙・黄・緑・青・藍・紫の7色が混ざり合って白っぽく見えます。
それぞれの光は波長の長さが異なり、青色が短く、赤色が長くなっています。
大気中は水蒸気やチリなどたくさんの粒子が舞っています。
光は大気中の粒子にあたって、不規則な方向に散らされます。
長い波長の光は、粒子にぶつかりにくく、あまり散乱しません。
一方、短い波長の光(青や紫など)は粒子にぶつかりやすく、多く散乱します。
そのため、青っぽい光は遠くまで届かず、空全体に散乱します。
その光が人間の目に入るため、空は青く見えます。
参考文献:
『水滴と氷晶がつくりだす空の虹色ハンドブック』 池田圭一 (著), 服部貴昭 (著), 岩槻秀明 (監修) 文一総合出版
『不思議で美しい「空の色彩」図鑑 』 武田 康男 (著) PHP研究所