12月31日頃からは「雪下出麦」。
雪の下からムギが芽を出す季節。
<雪下出麦(ゆきわたりてむぎいづる)について>
「雪下出麦」とは12月31日~1月4日頃、七十二候の一つです。
冬至の末候にあたります。
「雪の下からムギが芽を出す」という意味です。
降り積もる雪の下では、春に向けて芽吹く力を育みます。
麦類は中央アジア、西アジアの乾燥地帯が原産です。
世界の穀物生産の半分近くを占め、人類の最も重要な作物の一つです。
日本へはコムギとオオムギが古く中国から渡来し、ライムギは明治以後に欧米から導入されました。
秋に芽生え、初夏に開花し結実します。
日本では稲作の後の水田に、裏作物として栽培されてきました。
参考文献:
『日本の七十二候を楽しむ』 白井 明大 (著) KADOKAWA
『マイペディア』 平凡社
『日本大百科全書』 小学館