12月22日頃からは「乃東生」。
夏枯草が生え始める季節。
<乃東生(なつかれくさしょうず)について>
「乃東生」とは12月22日~12月26日頃、七十二候の一つです。
夏至の初候「乃東枯(なつかれくさかるる)」に対応する候で、「冬至の初候にあたります。
「夏枯草が生え始める」という意味があります。
「乃東」は「夏枯草 (かこそう)」のことで、夏の始まりに枯れていく「靫草(うつぼぐさ)」の別名です。
緑の少ない冬のこの時期に、早くも新たな芽をつけます。
ウツボグサは日本各地に分布し、日当たりのよい草原などに生育します。
シソ科の多年草です。
薬用には褐色になりかけた花穂を日当たりのよいところで乾燥させたものを用います。
英名も「self-heal(自然に治る)」、または「heal-all(何でも治す)」といいます。
参考文献:
『暮らしをもっと豊かにする七十二候の楽しみ』 小泉 さよ (イラスト) 世界文化社
参考サイト:
公益社団法人日本薬学会(https://www.pharm.or.jp/)