11月7日頃からは「山茶始開」。
ツバキが咲き始める季節。
<山茶始開(つばきはじめてひらく)について>
「山茶始開」とは11月7日~11月11日頃、七十二候の一つです。
立冬の初候にあたります。
「ツバキが咲き始める」という意味です。
「山茶始開」は日本独自の候で、当初は「さざんか」と読んでいました。
実際に秋の終わりに花が咲くのは、ツバキではなくサザンカです。
ツバキもサザンカも、分類は同じツバキ科ツバキ属です。
サザンカの方がツバキよりも早く花期を迎えます。
また、ツバキが花首からぽとりと花が落ちるのに対して、サザンカは花びらを散らして花を終えます。
参考文献:
『日本美人の七十二候』 山下景子 (著) PHP研究所
『日本の365日 季節の道しるべ』 日本気象協会 (著) マガジンハウス