11月2日頃からは「楓蔦黄」。
カエデやツタが黄葉する季節。
<楓蔦黄(もみじつたきばむ)について>
「楓蔦黄」とは11月2日~11月6日頃、七十二候の一つです。
霜降の末候にあたります。
「カエデやツタが黄葉する」という意味です。
秋に黄葉する植物にはイチョウ、ハルニレ、ポプラ、スズカケノキなどがあります。
黄葉はカロチノイドによる発色です。
葉が老化して葉の中に含まれるクロロフィルが分解され、カロチノイドの色が現れて黄色になります。
黄色の色素が新しく合成されるのではなく、もともとカロチノイドは葉に含まれている色素です。
黄葉前は緑色の色素であるクロロフィルに隠れるため、葉は緑色に見えます。
参考文献:
『日本の365日 季節の道しるべ』 日本気象協会 (著) マガジンハウス
『日本大百科全書』 小学館