9月23日頃からは「雷乃収声」
雷の音が響かなくなり、秋の空には鰯雲が浮かぶ季節。
<雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)について>
「雷乃収声」とは9月23日~9月27日頃、七十二候の一つです。
春分の末候「雷乃発生」に対する候で、秋分の初候にあたります。
「雷の音が響かなくなる」という意味です。
夏の間に鳴っていた夕立とともに響いていた雷鳴が聞かれなくなります。
空に浮かぶ雲は入道雲から鰯雲に変わります。
鰯雲とは、魚のウロコのように群がり広がっている巻積雲のことをいいます。
鰯雲が出ると、イワシが大量であるといわれていました。
参考文献:
『日本美人の七十二候』 山下景子 (著) PHP研究所
『日本の七十二候を楽しむ』 白井 明大 (著) KADOKAWA
『大辞泉』 小学館