6月16日頃からは「梅子黄」。
ウメの実が黄色く熟す季節。
<梅子黄(うめのみきばむ)について>
「梅子黄」とは6月16日~6月20日頃、七十二候の一つです。
芒種の末候にあたります。
「ウメの実が黄ばんで熟す」という意味です。
ウメの実が色付く頃に、梅雨の季節を迎えます。
梅雨は6月から7月にかけて、中国の揚子江流域から日本の南部にかけて降る長雨です。
梅雨という言葉の由来は、ウメの実の熟する頃の雨という意味からつけられたとも言われています。
熟す前の青梅は、主に梅酒や梅シロップなどの材料に使われます。
色が黄色く熟した実は、梅干しや梅酢に最適です。
ウメの実はクエン酸が豊富で、優れた健康効果を持ちます。
ウメの代表的な品種は、和歌山の南高梅、関東の白加賀、甲州小梅などです。
参考文献:
『暮らしをもっと豊かにする七十二候の楽しみ』 小泉 さよ (イラスト) 世界文化社
『マイペディア』 平凡社