5月26日頃からは「紅花栄」。
ベニバナが鮮やかに咲き誇る季節。
<紅花栄(べにばなさかう)について>
「紅花栄」とは5月26日~5月30日頃、七十二候の一つです。
小満の次候にあたります。
「ベニバナが盛んに咲く」という意味です。
5月から7月頃に開花します。
ベニバナはアザミに似た花姿で、分類はベニバナもアザミもキク科です。
鮮やかな黄色の花で、咲き進むにつれて赤っぽい色に変化します。
エジプト原産で、日本では江戸時代には栽培されました。
特に山形で栽培が盛んで、山形県の県花として親しまれています。
紅の染料として栽培されることが多くありましたが、現在は種子から採取する食用油としての需要が増えています。
参考文献:
『暮らしをもっと豊かにする七十二候の楽しみ』 小泉 さよ (イラスト) 世界文化社
『日本大百科全書』 小学館