4月20日頃からは「葭始生」
水辺でアシが芽を出し始める季節。
<葭始生(あしはじめてしょうず)について>
「葭始生」とは4月20日~4月24日頃、七十二候の一つです。
穀雨の初候にあたります。
「水辺でアシが芽を出し始める」という意味です。
日差しが強さを増してくる中、ぬかるんだ河川や沼から新芽をのぞかせます。
「葭」は、「葦」や「蘆」とも書かれ、「ヨシ」ともいいます。
「アシ」は「悪(あ)し」と音が同じなのを嫌って、その対語の「善(よ)し」として呼ばれるようになりました。
アシはイネ科のに属す、大形の多年草です。
日本全土の水辺に群生します。
若芽は食用され、茎は「よしず」として利用されます。
参考文献:
『日本の七十二候を楽しむ』 白井 明大 (著) KADOKAWA
『日本の365日を愛おしむ ―毎日が輝く生活暦―』 本間 美加子 (著) 東邦出版
『日本大百科全書』 小学館