読書することの効能はたくさん。
本は可能性を広げてくれる。
<読書について>
本を読むということは、自分と向き合い、自分との対話をする時間です。
どのように生きていくのか、どのように働いていくのか、自分の置かれた環境や可能性について、読書を通して客観的に知ることができます。
本では、著名人や成功者、すでに亡くなっている故人など、日常では会えない人の話を聞くことができます。
本に書かれているものは、長い時間をかけた著者の努力や経験が整理された情報です。
本に凝縮された知恵を得て、知識を蓄積していくことで、自分自身を客観的に見つめ直すきっかけになり、自分の中の世界観を広げらることができます。
小説を読むことも、著者の作り出した人物を通して対話する、精神活動です。
小説にはテレビや映画のような映像はありません。
ほとんど文字だけで場面を想像しながら読み進めていくうちに、想像力が高めることができます。
主人公の経験を通し、不安や怒り、喜びなどの感情を共有します。
自分が経験したことのない、知らない世界の疑似体験です。
自分ならどうするか、自分というのはどういう人間なのか、考えるきっかけとなります。
こうした感情の起伏の経験は、情緒豊かな人間をつくり、他人の内面についても想像を働かせる能力を培います。
参考文献:
『読書で自分を高める』 本田 健 (著) 大和書房
『本を読む人だけが手にするもの』 藤原 和博 (著) 日本実業出版社