髪も皮膚も主成分はタンパク質。
髪は外側からキューティクル、コルテックス、メデュラの三層構造。
<髪について>
毛髪成分の80%は、複数のアミノ酸が集合したタンパク質で構成されています。
皮膚も同じですが、皮膚の主成分はコラーゲンタンパク質、毛髪はケラチンタンパク質です。
ケラチンタンパク質にはシスチンというアミノ酸が多いのが特徴です。
1本の髪は三層構造になっています。
一番外側がキューティクル、その内側がコルテックス、中心部はメデュラといいます。
キューティクルは透明のうろこ状のものが重なっています。
毛髪の表面を覆い、外部からの刺激を保護します。
コルテックスは髪の大部分を占めます。
水となじみやすい性質で、パーマやヘアカラーはこの部分に作用します。
メラニン色素は主にコルテックスに含まれ、その種類と量によって髪色を決定づけます。
メデュラは毛髪の中心部で、パーマのかかりやすさや髪の太さに関係するといわれています。
参考文献:
『正しいヘア&メイク事典』 尾花 けい子 (著), 朝日 光輝 (著) 高橋書店
参考サイト:花王株式会社 髪の知識
(https://www.kao.com/jp/haircare/hair/)