「冬至」は12月22日~1月4日頃を指す二十四節気。
一年で昼間が最も短く、夜が最も長い日。
<冬至(とうじ)について>
冬至は一年で昼間が最も短く、夜が最も長い日です。
旧暦では11月中旬頃、新暦では12月21日頃です。
この日を境に日が長くなっていくことから、「悪いことが去り幸運に向かう」という意味で、冬至を「一陽来復」とも呼びます。
冬至の日には、小豆粥やカボチャなどを食べ、柚子湯に入るなどの習わしがあります。
柚子湯は、江戸時代頃から始まった習慣です。
「ユズ」は「融通」がきくように、「冬至」は「湯治」。
こうした語呂合せから柚子湯に入るという説もあります。
端午の節句の菖蒲湯や土用の桃葉湯と同じように、柚子湯は節目の日に入る薬湯の一つです。
ユズの薬効で邪気を払い、風邪を予防するという言い伝えがあります。
風邪予防の他に、冷え性や腰痛の緩和、美肌効果もある柚子湯。
香りによるリラックス効果もあり、冬を元気に過ごすのに役立ちます。
参考文献:
『絵でつづる やさしい暮らし歳時記 暦でみる日本のしきたりと年中行事』 新谷 尚紀 (監修) 日本文芸社
『歳時記おしながき』 平野恵理子 (著) 学研プラス
『大切にしたい、にっぽんの暮らし。』 さとうひろみ (著) サンクチュアリ出版