暑い夏の水分補給にもなるスイカ。
果肉の赤色はカロテノイドの一種、リコピンによるもの。
<スイカ(西瓜)について>
スイカの原産地は熱帯アフリカと言われています。
エジプトでは4000年以前に栽培されていました。
その後地中海沿岸、中央アジアへと伝えられていきました。
中国には11世紀頃に、中央アジア経由で入ったといわれます。
現在は熱帯から温帯地方にかけて、広い地域で栽培されています。
日本ではスイカの赤い色が気味が悪いと敬遠されていたこともありました。
昭和時代以前では黒い皮や無地の皮のスイカが一般的でした。
スイカにには果肉の色が赤色と黄色、小さいものやラグビーボール型のものなど、様々な種類があります。
果肉の赤色はカロテノイドの一種のリコピンによるものです。
縞模様のスイカの場合、種は黒い縞の部分に集まり、緑色の部分にはありません。
縞模様と縞模様の間に包丁を入れると、種を見せずにスイカを切ることができます。
参考文献:
『おいしい野菜教室』 日本ベジタブル&フルーツマイスター協会 (著) エイ出版社
『日本の食材図鑑』 レジア (編集) 新星出版社
『世界大百科事典』 平凡社