格子模様の凸凹がかわいいワッフル。
丸くて平たく焼くウーブリから進化して、凹凸模様をつけて焼くワッフルに。
<ワッフルについて>
主にベルギーや北フランスで食べられるワッフル。
「Wafel(ワッフル)」とは、「ハチの巣のような」という意味で、フランス語では「goufrer(ゴーフル)」と言います。
ワッフルが登場したのは中世です。
ワッフルの前身は、「oublie(ウーブリ)」というお菓子でした。
ギリシャのお菓子「obelias(オベリアス)」がもとになってできたもので、小麦粉と卵で作った生地を鉄板の上で丸く焼いて作られました。
この「ウーブリ」にに凹凸模様をつけて焼くことが考案され、それを「ゴーフル」と呼ぶようになりました。
凹凸をつけることによって表面積が増え、生地に早く火が通る利点があります。
「ゴーフル」は「模様を型押しする」という意味です。
参考文献:
『お菓子の由来物語』 猫井 登 (著) 幻冬舎ルネッサンス
『フランス菓子図鑑』 大森 由紀子 (著) 世界文化社