清涼感のある香りがする和のハーブ、シソ。
オオバ(大葉)という名称は商品名で同じもの。
<シソ(紫蘇)について>
シソ(紫蘇)は中国の原産で、日本に古代に渡来しました。
繁殖力が旺盛で、栽培しやすい植物です。
食用のシソは青ジソと赤ジソの2種類があります。
シソは本来は赤ジソで、青ジソは変種です。
青ジソは薬味刺身のツマなどに、味楚は梅干しの色付けなどに利用されます。
どちらにも共通する香りは、主にぺリルアルデヒドという芳香成分によるもので、強い殺菌作用と食欲増進作用を持っています。
オオバ(大葉)という名称は商品名です。
シソを商品として出荷する際に、シソの「花穂」と「葉」の区別をするために、「葉」の方は「大葉」という商品名がつけられました。
それが今では青ジソの一般的な通称となっています。
参考文献:
『日本の食材図鑑』 レジア (編集) 新星出版社
『からだにやさしい旬の食材 野菜の本』 講談社 (編集) 講談社
『身近な薬草活用手帖 』 寺林 進 (監修) 誠文堂新光社