サンドイッチの名前は、伯爵の名前から。
始まりはトランプをしながら片手で食べられるように?
<サンドイッチについて>
サンドイッチはパンの間に肉やチーズ、野菜などを挟んだ料理です。
片手で食べられるため、忙しい人が食事しながら仕事ができる食べ物としても利用されてきました。
サンドイッチの名称は、イギリスのサンドイッチ伯爵にちなんだとされています。
サンドイッチに関する通説は、フランスの旅行者、ピエール・ジャン・グロスレの著作によります。
1765年のロンドン滞在記で、サンドイッチ伯爵が賭けトランプにのめりこみ、2枚のパンに挟んだ肉をトランプ用のテーブルに持ってこさせたと記述されています。
1760年代から1770年代にかけての間にサンドイッチの名前は一般に知られるようになりましたが、2枚のパンで肉を挟んだ食事は以前からあり、伯爵が考案したわけではないともいわれています。
参考文献:
『サンドイッチの歴史』 ビー・ウィルソン (著) 原書房