サクラの花を塩漬けにした桜漬けに熱いお湯を入れた飲み物の桜湯。
湯の中で開くサクラの花びら、色や香りも風流。
<桜湯について>
桜湯とは、サクラの花を塩漬けにした桜漬けに熱いお湯を入れた飲み物です。
お湯を注ぐと花が開き独特の香りが立ち上ります。
婚礼などの祝いの席で茶を濁すことを忌むために、お茶の代わりとされます。
桜漬けのサクラは、八重桜が多く用いられています。
八重のサクラは、ソメイヨシノが終わった4月下旬頃に咲きます。
園芸品種の普賢象や関山など適しています。
桜漬けは、桜湯の他にも、お吸い物、アンパンやおにぎりなどの風味付けに使われることがあります。
参考文献:
『桜の樹木学』 近田 文弘 (著) 技術評論社
『桜の雑学事典』 井筒 清次 (著) 日本実業出版社