最初は茶碗蒸しのような料理だったプリン。
船乗りの生活の知恵から生まれた。
<プリンについて>
プリンのルーツは、英仏戦争が行われていた頃のイギリスです。
プディングは、船乗りの生活の知恵から誕生しました。
航海中、手持ちの食材を有効活用しなければいけませんでした。
そこで余った食材を集め、卵液と一緒に蒸してできあがった料理がプディングです。
それが陸上でも作られるようになり、パンや米だけを具材にするようになりました。
その後、具を入れないで卵液を固めるようなり、現在のカスタードプディングが作られました。
プディングが日本に伝わったのは、江戸時代後期から明治時代初期の頃です。
日本人の耳には、プディングが少し違う発音に聞こえ、やがて「プリン」と呼ばれるようになっていきました。
一般家庭に広く普及するようになったのは、1964年にハウスが「プリンミクス」を発売してからです。
参考文献:
『お菓子の由来物語』 猫井 登 (著) 幻冬舎ルネッサンス