今も大事な記録媒体の紙。
紙は紀元前2世紀頃、中国の蔡倫が発明したと考えられている。
<紙について>
デジタル化が進んだ現在でも、生活や仕事になくてはならない紙。
紙がまだない時代には、文字は木の葉、石、粘土などに書き記していました。
古代エジプトでは、パピルスという草の茎を並べてつくったもので記録していました。
パピルスは「Paper」の語源です。
紀元前2世紀頃、紙の製法が中国の蔡倫(さいりん)によって発明されました。
8世紀に西アジアへ、12世紀以降にヨーロッパへと製紙法は伝わりました。
日本に製紙の技術が中国から伝わったのは、610年です。
当初の材料は麻でしたが、やがてコウゾなどの植物も使うようになりました。
独自に改良をして発展していったのが和紙です。
明治時代に洋紙が入って来るまで、広く日本中で使われました。
参考文献:
『知って びっくり! もののはじまり物語』 汐見 稔幸 (監修) 学研マーケティング
参考サイト:
日本製紙連合会 紙の歴史
(https://www.jpa.gr.jp/p-world/p_history/index.html)