千枚の葉が重なるように、生地が重なり合うミルフィーユ。
見た目の可愛さを崩さずに綺麗に食べるのは難しい。
<ミルフィーユについて>
ミルフィーユとは「千の葉」を意で、「mille(ミル)」は千、feuille(フォイユ)」は葉の意味です。
その名前は、薄い千枚の葉が重なるように、生地が幾重にも重なり合う様子に由来します。
一般的な日本語表記は「ミルフィーユ」ですが、フランス語では「ミルフォイユ」が近い発音です。
ミルフィーユにはいくつかのバリエーションが知られています。
「ナポレオンパイ」はイチゴを挟んだもので、ナポレオン皇帝がかぶっていた帽子に形が似ていることや、お菓子の皇帝をイメージして、その名前が付けられました。
ミルフィーユの上部にフォンダンをかけ矢羽模様などを描いたものは、「ミルフィーユ・グラッセ」と呼ばれます。
参考文献:
『お菓子の由来物語』 猫井 登 (著) 幻冬舎ルネッサンス
『フランス菓子図鑑』 大森 由紀子 (著) 世界文化社