描く機会も受け取る機会も激減している手紙。
手書きには時間がかかるからこそ伝わるものも。
メールや携帯電話の普及で、書く機会が少なくなった手紙。
少なくなったからこそ、手紙の持つ良さや魅力も増えました。
手紙は最も正式な通信手段で、特に目上の人に対しては手紙を書くことが一番丁寧な印象です。
手紙にはハガキと封書があります。
ハガキは略式で、封書が正式です。
年賀状や暑中見舞いなどを除き、基本的に目上の人に出す場合や正式なお礼状では、封書で送ります。
手紙は筆か万年筆で書くのが正式で、ボールペンや鉛筆はNGです。
インクの色は、黒かブルーブラックが基本です。
それ以外の色や蛍光ペンは、とても親しい人だけに限られます。
現在はパソコンで手紙を書く場合も増えています。
手書き文字は、温かみが感じられ、書き手の心が伝わります。
できるだけ直筆で書くようにします。
もしパソコンを使う場合は、署名と宛名だけでも直筆で書くようにします。
参考文献:
『いまさら聞けない「手紙とメール」の常識』 近藤 珠實 (監修) オレンジページ
『図解 社会人の基本 マナー大全』 岩下 宣子 (著) 講談社