優しい安らぎを感じる香りが特徴のラベンダー。
「ハーブの女王」とも呼ばれ、アロマテラピーには欠かせないハーブ。
<ラベンダーについて>
ラベンダーは最も広く親しまれ、アロマテラピー誕生のきっかけのハーブです。
20世紀初め頃に、ラベンダーの精油をやけどの治療に使用したところ、傷の治りが早かったことから、アロマテラピーという言葉が生まれました。
鎮静・鎮痛・抗菌・血圧降下などの作用があり、刺激も少なく、安全で使用しやすいアロマオイルです。
ヨーロッパでは古くから親しまれ、ポプリ、入浴剤や染料などに利用されてきました。
古代ローマ人が入浴にラベンダーを使用したことから、ラテン語の「Lavare(洗う)」が名前の由来です。
日本には江戸時代の文化年間(1804~1817年)に渡来したとする説があります。
当時の日本人にその香りは強すぎたのか、江戸時代に注目はされませんでした。
現在は、ガーデニングや花畑、切り花で鑑賞されるだけでなく、精油やハーブティー、虫よけなど、幅広く活用されています。
参考文献:
『最新版 アロマテラピー図鑑』 佐々木 薫 (著, 監修, 監修) 主婦の友社
『最新! アロマセラピーのすべてがわかる本』 小野 江里子 (著) ソーテック社
『ガーデニング植物誌』 大場 秀章 (著) 八坂書房