煮ても焼いても、生でも食べられるダイコン。
「Japanese radish」と呼ばれることもある、日本の食卓に欠かせない野菜。
<ダイコン(大根)について>
ダイコンは最古の野菜の一つと言われています。
野生種は不明で、原産地は確定されていません。
紀元前2200年頃の古代エジプトで、今のハツカダイコンの近縁種が栽培されていた記録があります。
ヨーロッパへの普及は遅く、イギリスでは15世紀頃から栽培されるようになりました。
日本には弥生時代には伝わり、平安時代には栽培が行われていたとみられています。
古名は「オオネ(大根)」で、後に音読みされて「ダイコン」と呼ばれるようになりました。
ダイコンには消化を助けるジアスターゼやアミラーゼという酵素が含まれています。
葉にもカロテンやカルシウムなど栄養が多くあります。
参考文献:
『日本の食材図鑑』 レジア (編集) 新星出版社
『からだにやさしい旬の食材 野菜の本』 講談社 (編集) 講談社