うちわは絵柄も楽しみたい日本の風物詩。
昔は涼しさを得るよりも、優雅を演出するアイテムだった。
<団扇(うちわ)について>
夏のエコな道具として人気のうちわ。
うちわは古墳時代にはすでに中国から伝えられていたといわれています。
昔は涼を得るためというよりも、祭祀に使用されたり、貴族などが顔を隠したり、威厳を示すための道具でした。
戦国時代には、武将が戦で使用した軍配もうちわの一種です。
江戸時代になると庶民にもうちわが普及し、技巧を凝らしたものが増えていきました。
図柄が多彩になり、ファッション性が高くなりました。
浴衣姿にも、うちわはよく似合います。
参考文献:
『和雑貨の事典』 成美堂出版編集部 (編集) 成美堂出版
『エコ涼生活』 嶽 春来 (著) 北辰堂出版