咸臨丸で渡米したサムライも感動したというアイスクリーム。
1869年に日本で初めて横浜で「あいすくりん」という名前で販売された。
<アイスクリームについて>
アイスクリームのルーツは、今から約4000年前の中国です。
家畜のミルクを雪や氷で冷やしたアイスミルクで、現在のシャーベットに近いものでした。
そのアイスミルクをイタリアへ伝えたのは、中国を旅行したマルコ・ポーロだという説があります。
イタリア貴族の間で食べられていたアイスクリームは、16世紀にフランスへ、やがてヨーロッパ中へと広がりました。
16世紀中ごろに、イタリアで氷菓技術が開発され、天然氷を利用しないシャーベットが作られるようになりました。
やがてアメリカへと伝わり、爆発的に広まります。
「アイスクリーム」と言う言葉は、アメリカで生まれました。
アイスクリームを初めて食べた日本人は、江戸幕府がアメリカに派遣した使節団です。
一行は、その美味しさに感動したと言われています。
日本人で初めてアイスクリームを製造販売したのは、勝海舟に私淑した町田房蔵です。
1869年、横浜の馬車道通りに店を開き、「あいすくりん」という名前で売り出しました。
参考文献:
『知って びっくり! もののはじまり物語』 汐見 稔幸 (監修) 学研マーケティング
参考サイト:
一般社団法人 日本アイスクリーム協会(https://www.icecream.or.jp/)
日本ソフトクリーム協議会(http://www.softcream.org/index.html)