花とミツバチからの贈り物のハチミツ。
1匹のミツバチが1日に集める蜜の量は1gにも満たない。
<ハチミツ(蜂蜜)について>
ハチミツ(蜂蜜)は、ミツバチが花から集め、巣に蓄えた蜜です。
ハチミツには、レンゲソウ、アカシア、クローバー、ナノハナ、ソバなど様々な味があります。
花の蜜のそのままではありません。
ハチは巣の中に蜜を貯蔵し、唾液腺から分泌する酵素で分解して、さらに濃縮します。
これによって、糖の濃度や種類が変化します。
もともと花の蜜に含まれる有用な成分が凝縮されることで、高い栄養価となります。
花の蜜がハチミツになることで変化するといっても、植物ごとに性質は変わります。
その花の特有の香りや風味、色が出てきたり、花によって成分が異なります。
例えば、レンゲの蜜であればレンゲの香りがあり、ソバの蜜であれば黒っぽいハチミツとなります。
参考文献:
『植物のあっぱれな生き方』 田中 修 (著) 幻冬舎
『日本大百科全書』 小学館