ハーブティー、その歴史は紀元前から。
ヒポクラテスがハーブの煮出した液を飲むといった処方をしたのが起源。
<ハーブティーについて>
ハーブティーの起源は、古代ギリシャまで遡ります。
紀元前460年頃に、医学の祖と呼ばれたヒポクラテスが登場。
処方にハーブを煮出して飲む方法が記録されていています。
中世ヨーロッパでは、修道士が医師の役割も担い、修道院に薬草園がつくられました。
ハーブガーデンの始まりといわれています。
薬草製法は厳しく管理され、加工・保管の施設が整っていきました。
さらに大航海時代以降、紅茶が嗜好品として流行。
それに伴い、ハーブも紅茶の代用茶として期待されるようになりました。
後に、アメリカがヨーロッパから紅茶の輸入が禁止されたとき、ワイルドストロベリーなどハーブティーが紅茶の代わりに飲まれました。
20世紀に入ると化学薬品による薬害や副作用の問題が起こる中、自然回帰を求める流れによって、ハーブが再び注目されるようになりました。
参考文献:
『いちばんわかりやすいハーブティー大事典』 榊田千佳子、渡辺肇子 (監修) ナツメ社