縁起が良い貝として、特別な時に食べられることが多いハマグリ。
光沢のある貝殻も豪華できれい。
<ハマグリ(蛤)について>
ハマグリ(蛤)は殻長8cm前後まで成長する二枚貝です。
内湾に生息する内湾性のハマグリと、外洋に生息するチョウセンハマグリがあります。
ハマグリは元来、厳しい環境変化にも耐える性質を持っています。
それでも、沿岸の開発などの影響でハマグリの漁獲量が激減し、日本で流通するハマグリは韓国や中国から輸入がほとんどです。
ハマグリは縁起が良い貝としても扱われます。
2枚の殻がぴったりと重なり、対になっているもの以外は合わないことから、夫婦円満の象徴とされています。
結婚式の祝い膳やひな祭りに食べる風習があります。
参考文献:
『日本の食材図鑑』 レジア (編集) 新星出版社
『日本大百科全書』 小学館