日本で最も有名なお茶どころといえば静岡。
武士から農民へ。苦労の連続からお茶どころは生まれた。
<緑茶について>
日本には各地にお茶の産地がある中で、日本一の茶どころは静岡。
その発展に貢献したのは、勝海舟です。
お茶の栽培が静岡で本格的に始まったのは江戸時代に入ってからでした。
徳川家康が失職した武士を送り、畑を開墾したと言われています。
さらに時代が進み、大政奉還が行われると、第15代将軍徳川慶喜が駿河(静岡県)に隠居しました。
これに伴い、駿河へ移り住んだ多くの幕臣を失業から救うために目をつけられたのがお茶の栽培でした。
輸出品としてお茶を考えた勝海舟は、開墾し茶の栽培することを奨励しました。
農業の経験もなサムライたちは、不毛の地と呼ばれた土地で苦労を重ねたと言います。
初めてお茶を摘めたのは、4年後でした。
その場所は、日本一のお茶どころとして知られる牧之原台地です。
参考文献:
『お茶の科学』 大森 正司 (著) 講談社
参考サイト:
株式会社市川園 Ocha Museum(http://museum.ichikawaen.co.jp/history/tokugawa.php)