コンビニエンスストアでも買える和菓子の代表、大福。
大福の前身は塩餡で甘くなかった。
<大福について>
大福の前身は、大腹餅や腹太餅と呼ばれる塩餡を入れたお餅です。
とても大きく、お腹いっぱいになることから、その名前を付けられたと言います。
1772年に、江戸小石川に住んでいたお玉という女性が、形を小さくして餅と餡の配合にもこだわったものを売り出しました。
この大福は評判を呼び、大福を売り歩く行商人が増えていきました。
現在、えんどう豆を皮に混ぜた豆大福や、イチゴを包んだイチゴ大福など、さまざまな種類の大福も見られます。
参考文献:
『和菓子と日本茶の教科書』 新星出版社編集部 (編集) 新星出版社
『事典 和菓子の世界』 中山 圭子 (著) 岩波書店