何層も重なったサクサクの食感が命のクロワッサン。
形状は主に菱形と三日月形の2種類。
<クロワッサンについて>
パイ状の発酵生地を三日月形に焼いたクロワッサン。
オーストラリアで誕生し、マリー・アントワネットがフランスに嫁いだ際、同行したパン職人がフランスに伝えました。
当初クロワッサンは、パン生地を薄く伸ばして作られていました。
1920年頃にパリのパン屋で、バターを折り込んだ、今のような食感のクロワッサンが作られ始めました。
フランスのクロワッサンは、バターを100%使用する場合は菱形で、マーガリンなどその他の油脂を使用する場合は三日月形に仕上げることが通例です。
日本ではバターが100%であっても、三日月形に仕上げることが多くあります。
参考文献:
『お菓子の由来物語』 猫井 登 (著) 幻冬舎ルネッサンス
『決定版 世界のパン図鑑』 大和田 聡子 (監修) 平凡社