基本要素はみんな同じの化粧品。
化粧品の多くを占める成分は、水性成分・油性成分・界面活性剤。
<化粧品について>
2001年から薬事法改正により、化粧品は全成分表示にすることが義務づけられました。
化粧品の容器や箱には必ず記載があります。
化粧品の成分表示には、着色剤以外のすべての成分が配合量の多い順番に記載されています。
ただ、配合量が1%以下の成分については、順不同で記載して良いととされています。
化粧品の多くの成分は、水性成分・油性成分・界面活性剤です。
水性成分は、水やエタノール、肌に潤いを与える保湿剤などです。
水に溶けやすい性質です。
油性成分は、肌の潤いを閉じ込め、蒸発を防ぎます。
クレンジングオイルや美容オイルは、ほとんどが油性成分です。
界面活性剤は、本来は混ざりにくい水性成分と油性成分を混ぜ合うように作用する物質です。
乳液やクリーム、洗浄剤などに含まれています。
多くの化粧品では、この3種類で構成されています。
どんな成分をどれくらい使用するかによって、化粧品の性質が大きく変わります。
参考文献:
『化粧品成分表示のかんたん読み方手帳』 久光 一誠 (監修) 永岡書店
参考サイト:
厚生労働省 化粧品の全成分表示の表示方法等について(https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=00ta7768&dataType=1&pageNo=1)