シルクハットの中から誕生した段ボール。
今は収納以外の用途でも活躍の場が広がっている。
<段ボールについて>
段ボールが誕生したのは19世紀のイギリスです。
波状に折った厚紙をシルクハットの内側に使ったことが段ボールの始まりです。
汗を吸収し、風通しがよくなる効果がありました。
その後、アメリカで包装材として段ボールが使用されるようになり、1800年代の終り頃に現在の段ボール箱の形に近づきました。
日本では1909年(明治42年)に段ボールの製造に成功しました。
「段の付いたボール紙」であることから、「段ボール」と命名されました。
現在、段ボールは包装資材としてだけでなく、幅広い用途で活躍しています。
軽量で適度なクッション性や耐久性があり、災害時のパーティションや簡易ベッドなどにも活用されています。
参考文献:
『つい誰かに話したくなる 日本の教養・雑学大全』 なるほど倶楽部 (著) 三笠書房
参考サイト:
全国段ボール工業組合連合会 段ボール情報館
(https://zendanren.or.jp/content/)
レンゴー株式会社 段ボールおもしろブック
(https://www.rengo.co.jp/book/index.html)