花もきれい、実もかわいいサクランボ。
サクランボの主な品種はセイヨウミザクラ。
<サクランボについて>
サクランボは西アジアが原産で、有史以前から栽培はされていたといわれます。
日本には明治初期に、フランスもしくはアメリカから移植されました。
名前はサクラの実を意味する「桜の坊」に由来します。
サクラはサクラでも、お花見でよく見るサクラとは異なります。
一般的な観賞するサクラの実は大きくなりません。
日本で栽培されるサクランボのほとんどは、セイヨウミザクラ(西洋実桜)という品種のサクラです。
セイヨウミザクラは一日の寒暖差が少ないと甘くなりにくく、国内での産地のほとんどが東北地方で、1位は山形県です。
大正時代に作出された「佐藤錦」は大粒で糖度が高く、現在も国内で最も生産量が多く、日本を代表する品種です。
参考文献:
『日本の食材図鑑』 レジア (編集) 新星出版社
『おいしい野菜教室 』 日本ベジタブル&フルーツマイスター協会 (著) エイ出版社
『桜の雑学事典』 井筒 清次 (著) 日本実業出版社