種類はいろいろ、人の好みもいろいろのチーズ。
大きく分けて、ナチュラルチーズとプロセスチーズの2種類。
<チーズについて>
チーズはとても古くから存在する加工食品です。
ポーランドにあるおよそ7000年前の遺跡から、人類最古のチーズ製造の痕跡が確認されています。
また、紀元前4000年頃の古代メソポタミアの壁画には、人々がチーズを作っている様子が描かれています。
チーズは製造方法によってナチュラルチーズとプロセスチーズの2種類に分類されます。
ナチュラルチーズは、加熱せずに乳酸菌や酵素で凝固させ、発酵熟成を行うチーズです
チーズ本来の風味や個性を楽しめます。
モッツァレラチーズやカマンベールチーズが代表されます。
プロセスチーズは、ナチュラルチーズを加熱して発酵を止め、成形したチーズです。
加工することで風味が一定でクセが少なくなり、保存性が高いことが特徴です。
このナチュラルチーズやプロセスチーズといった言葉は、ヨーロッパではあまり使われません。
日本やアメリカなど、プロセスチーズの消費量が高い国のみで使われます。
ヨーロッパでチーズと言えばナチュラルチーズのことを指します。
参考文献:
『すべてがわかる! 「発酵食品」事典』 小泉 武夫 (監修), 金内 誠 (監修), 舘野 真知子 (監修) 世界文化社
『知っておいしい チーズ事典』 本間 るみ子 (監修) 実業之日本社