煮たり焼いたり、生でも食べられるニンジン。
西洋種と東洋種があり、現在日本で流通する多くは西洋種。
<ニンジン(人参)について>
ニンジン(人参)はアフガニスタン原産です。
西側のヨーロッパに伝来した西洋種と、中国を経由して東側へ伝来した東洋種の2種類があります。
西洋種は太く短く、東洋種は細長い形をしています。
現在日本で流通するニンジンのほとんどは西洋種です。
日本へは江戸時代には東洋種が伝わりました。
代表的な品種には金時ニンジンがあります。
江戸時代の農書には「薬園に欠くべからず」と記されているように、短い期間で全国的に栽培が広がりました。
江戸後期に西洋種が伝わり、明治に入ると欧米品種が次々に導入されました。
ニンジンは、野菜の中でも特にカロテンが豊富です。
カロテンという名前は、ニンジンの英語名「キャロット」に由来します。
色が濃いほどカロテンが豊富で、特に皮の近くに含まれています。
参考文献:
『おいしい野菜教室』 日本ベジタブル&フルーツマイスター協会 (著) エイ出版社
『からだにやさしい旬の食材 野菜の本』 講談社 (編集) 講談社